こちらが元記事となります!!
https://ishare-emh.com/report/845/view-full
~~~ IR説明会Q&A要旨 ~~~
Q: 株式会社SpinFlowが設立半年で大きく成長した理由を教えてほしい。
A:生成AI領域やリスキリング領域は国内で問題意識が高く、SpinFlowの提供するサービスの質が優れていることが理由である。企業・財務デューデリジェンスの結果、売上利益や顧客情報に問題はなく、投資回収は早期に可能であると考えている。
(株式会社SpinFlowの株式の取得(子会社化)に関するお知らせより引用)
Q: (Q1に関連して、)SpinFlowが単体ではなく、エフ・コードとの合併を選んだのはなぜか。
A: 生成AIのサービスを早く広く提供したいというSpinFlowの理念に合致するからである。エフ・コードとパートナーシップを組むことで、設立間もないという理由で取引ができない企業に対しアプローチが可能になる。
Q: P37 SpinFlowについて、半期で営業利益1億円を上げている会社を、営業利益約60-80百万円と見積もっている理由は何か。
A: 開示している予想利益は、設立半年であるために想定しきれない課題を織り込み、保守的に見積もっている。
Q: 株式会社BUZZについて、何故エフ・コードではなく子会社の株式会社SAKIYOMIによる株式取得となったのか。
A: SAKIYOMIは企業のSNSを用いたマーケティング支援をしており、BUZZは個人向けSNSマーケティングのスクールを提供している。BUZZで育成した人材をSAKIYOMIで活用し、案件数の拡大を目指すためである。
Q: 過去にM&Aを行った各事業のうち、現在特に伸びている事業は何か。
A: SAKIYOMIが担うSNS事業、BINKSが担うデータサイエンス事業が現在特に大きく成長している事業である。
Q: 2024年5月に約24億円の公募増資をしたが、その資金の使用状況はどうなっているか。今後さらなる資金調達需要がどの程度あるのか、デットで借りる余裕はあるのか、その辺りも含めておしえてほしい。
A: 公募増資の背景として、借り入れを行う上で自己資本比率を25%以上まで高める必要があったたことがある。投資資金の余力は100億円程度あるが、当面の予算として50億円を見込んでいる。使用状況について、SpinFlowに1.7億円、Buzzに6.7億円、合計8.5億円の投資を行っており、残りの約40億円強の投資実行を目指してソーシングやエグゼキューションを進めていく。
Q: 日銀の利上げは貴社の業績にどの程度影響するのか。
A: 株主資本コストが通常10%以上であること、投資回収利回りが5年20%であることと比較すると、基準金利上昇の影響は小さい。ゆえにデット調達のコストは低く、影響は軽微である。引き続き金融機関との連携を深めていく。
Q: プライム市場への鞍替えはいつを予定しているか。
A: 具体的な説明は難しい。プライム市場の基準の達成時期や、株主利益を考慮し、引き続き検討していく。
Q: 今後のM&A戦略を教えてほしい。
A: 現行領域および周辺領域の拡大を目指し、M&Aチームを編成し常に複数案件の検討を続けている。EV/EBITDA5倍を基準として、継続性、分散性、成長性などを考慮してバリュエーションを行っている。今後は、子会社が主体のM&Aも展開していきたい。
Q: 既に顧客が2000社いるが、今後はどのように増加させていくのか。
A: 各社で取り組みは異なる。セミナーやウェビナー、イベントおよびテレアポなど事業に応じた施策を実施している。グループネットワークを用いたクロスセルにより、取引単価を向上させる取り組みも行っている。
Q: 株式会社BUZZをM&Aしたが、依然としてM&A資金はあるがM&Aのペースを落とす予定はあるか。
A: 残る予算を使用して、M&Aのペースを上げる方針である。M&Aチームを編成し、四半期ごとの目標を立ててM&A案件を検討している。
Q: 人材はM&Aによって調達してくるようなイメージがあるが、純粋な新人採用・中途採用というのは毎年何名程度あるのか。
A: 短期的に大きく増やすのはM&Aだが、通年の採用も行っている。特にDXの人材は常に不足しており、経験問わず採用している。具体的な採用数としては、10~20名程度の採用が理想である。また、正社員にこだわらず、フリーランス・副業人材の活用も数百人規模で進めている。
Q: 足元の「CODE Marketing Cloud」の伸びはどうか。
A: 個別収益は継続的に伸びている。内訳としてはオーガニック成長が20%、インオーガニック成長が80%という目標だが、個別案件ごとの詳細は非公開である。
Q: 今後顧客数はどのくらい伸ばしていきたいか。また顧客単価は増加傾向なのか。
A: M&Aによって増加しているグループ会社を活用してクロスセルを行い、顧客単価増加を目指す方針である。年次で10~20%の成長を目標としている。
Q: 今後のM&A戦略でシナジー効果がある事業領域を教えてほしい。
A: マーケティング・セールス領域を支援しうる事業領域であれば、幅広く検討していきたい。加えて教育や人材の面からのDX支援も弊社の事業領域である。
Q: 生成AIを活用した事業戦略やサービス活用について、アルゴリズム開発元やアライアンス戦略などを教えてほしい。
A: 生成AIを使い業務を改善することを行っている。具体的には、各生成AIごとの強みを理解し、目的に合ったエンジンを活用している。また、サブスクリプションモデルでの運営を目指している。
Q: IFRSにしたことでのれんの定期償却が行われないが、足元で減損リスクが発生しているような不採算事業は発生していないか。また、不採算事業が発生しないような取り組みがあれば併せて教えてほしい。
A:オーナー経営者の継続運営、アーン・アウトや株式の段階譲渡、スイングバイでのIPOといった売り手たる子会社経営陣にアップサイドがある契約条件を設定することにより、結果として今後の事業成長に自信がある経営チームに適切なインセンティブが付与された状態で参画いただくことができており、減損リスクを低減するような取り組みとなっている。また、企業価値の前提となる想定利益を下回った場合の特別保証条項の設定(業績未達による対価の一部返金)も実施している。
Q: リスキリング関連事業では、どのように売り上げを立てているのか。
A: SpinFlowが提供する生成AI活用の実務講座を1講座単位で販売し、これを売上として計上している。
Q: 現在の視聴者数(35人)についてどう考えているか。
A: より投資家の方々に注目してほしいが、これだけの人数に視聴されていることはありがたいと感じている。
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